| 片山 英樹 | 緩和ケア科内科医師 日本内科学会専門医 日本緩和医療学会会員 |
緩和ケア病棟は、基本的には延命を期待した積極的な治療には対応しておりませんが、がんによって生じる様々な症状を緩和し、がん患者やその家族の人たちがその人がふさわしい生活ができるようなアプローチをする病棟です。最近では緩和的治療を全てのがん患者にあまねく受けていただけるように、積極的ながん治療を目的とした一般病棟でも、緩和ケアチームの活動などを通して緩和ケアを提供できるような体制が整備されつつあります。しかし一般病棟でできる緩和ケアには限界があることも知られています。一般病棟では対応が困難な症状の緩和や、また積極的ながん治療が困難となった終末期の患者への専門的な緩和ケア治療の提供の場として私達の緩和ケア病棟を利用していただければと考えております。
当センターの緩和ケア病棟では専従の医師と看護師、精神的なケアを行う精神科医や心理療法士などを配置し、毎日のカンファレンスを通して、その人がどのような症状や問題を抱えているか、それを少しでも改善するためにはどのような方法が最善かを日々検討しながら治療を行っています。
緩和ケア病棟は、個室21室(一般個室9室、特別個室12室)2床室2室の計25床で構成されています。各室には、シャワー、トイレ、洗面台等が設置され、その他にデイルーム、家族休憩室、家族台所、談話コーナーなど患者様やご家族の方が快適な日常生活が送れるような構造になっています。
また各病室は南向きに配置し、さらに東側の周防灘の眺望を確保するとともに、花壇や遊歩道、池などを整備した庭園と直接ふれあえる開放的な設計になっています。
緩和ケア病棟への入院は、患者様とご家族がともに入院を希望されていることが必要です。
現在入院・通院されている医療機関もしくは患者様ご自身かご家族の方が地域医療連携室へお電話(あるいはFAX)いただくと担当者が入院について相談させて戴きます。
外来受診が可能な患者様は緩和ケア外来を予約致します。外来受診時、紹介状と最近の資料をご持参下さい。
外来受診が病状から難しい患者様は、(片道30Km圏内程度)、日時を決め各医療機関まで緩和ケア病棟医長が出向き、ご相談させて戴きます。